ポケモン好きが高じてポケモンの全身にタトゥー

ポケモン好きが高じてポケモンの全身にタトゥー

ゲームを趣味としている私は、よくゲームに関係する施設に行きます。

その中でも特に遊びに行く回数が多いのは、池袋のサンシャインシティ内にある「ポケモンセンター・メガトウキョー」。

今や世界的に大ヒットとなっている「ポケモン」だけあって、店内には日本のゲームファンだけでなく、はるばる海外から遊びに来た外国人観光客の方々が常に沢山来場しています。

好きなポケモンのグッズを探したり、店内の雰囲気を楽しんでいるお客さんや、近くの休憩用ソファーに座っている買い物を終えたお客さんまで、本当に楽しそうな顔をしているのが印象的です。

そんな沢山のポケモンを愛する外国人観光客の皆さんを見てきた中で、「この人のポケモン愛は凄すぎる……」と驚愕した女性がいます。

それは7月頃にポケモンセンターを訪れた時のこと。

いつも通り新発売の商品をチェックしながら、ふらりと店内を散策していると、一人の女性が目に留まりました。

どこの国の方かまでは流石に判別できませんでしたが、おそらく、白人系の方だと思います。

ブルー系のアイシャドーとリップに、かなり太めに引いたアイライン、耳だけでなく、鼻や口につけられた大量のピアス。

タンクトップの上に黒いシースルーのシャツを羽織っており、その下には何やら色とりどりのタトゥーが透けて見えます。

なかなかのパンクファッション。

昨今では、日本人でもそういったファッションの方は多いですが、その女性は、それら全てが不思議と様になっているというか、パンクファッションでいることが自然体に見えるという、とても格好いい印象の女性でした。

そこでふと、私はあることを思い出しました。

以前、「YOUは何しに日本へ?」というテレビ東京系の番組で、インタビューを受けていた、ゲームが大好きだという外国人女性がいたのですが、
その女性も、全身にびっしりと「ゼルダの伝説」のタトゥーを入れていました。

それぞれのキャラクターが絶妙な配置で美しく彫られており、「ああ、この人は本当にゼルダの伝説が好きなんだな」という、ゲームに対する愛が感じ取れる、素敵なデザインのタトゥーでした。

……もしかしたら、この人が彫っているタトゥーも……。

そう思って、黒いシースルーのシャツの向こう側、うっすらと見えるタトゥーを、目を凝らしてよーく見てみると……。

そこには、ピカチュウやフシギダネ、イーブイといった、可愛らしいポケモンたちが色彩豊かに彫られていました。

草に関係するポケモンであるフシギダネの周囲には、トゲのついたバラの蔦が装飾されている徹底ぶり。

その女性がタトゥーに選んでいるポケモンを見る限り、おそらく、格好いいポケモンや強いポケモンよりも、可愛らしいポケモンが好きな方なんだろうなぁ……と。

「やっぱりポケモンだった!」と思うと同時に、
全身に細かく彫られたポケモンたちや、ひとつひとつのデザインを見て、「あぁ、この人は本当にポケモンが好きなんだな」というゲームやキャラクターに対する愛が感じられ、ちょっとした感動さえありました。

タトゥーというと、日本ではまだマイナスイメージの方が強い印象がありますが、どんな形であれ、自分自身の「好き」という気持ちを全身で表そうとしているその女性は、あくまで私にとってですが、「格好いい女性だな」と思いました。

外国語での会話に不安があり、声をかけられなかったのが残念です。

この文章を読んでいるかは判りませんが、ポケモンタトゥーのお姉さん、また日本に遊びに来てくださいね!

著者:夜鶫堂(36 男)